2026年2月の行動と実感の振り返り

はじめに

2026年2月は、自分の中で「外に触れる」と
「近くを大切にする」が、
同時に進んだ1か月だった。

韓国語を少し学んで、
実際に釜山へ行ったこと。
福岡のゲストハウスで
外国の方と話し、
その人の出身地や
街の空気に興味を持ったこと。
仕事で島根県隠岐郡海士町に行き、
「関係人口」という考え方に触れたこと。
LLMの理論を学びながら、
結局は数学の基礎に
戻ってくるのだと実感したこと。
そして、LTイベントやOST、
Webサイトづくりを通して、
「人が関わりたくなるものって何だろう」
と考えていたこと。

2月は外にも内にも動いた1か月でしたが、
あとから振り返ると、
全部が自分の中の同じ問い
につながっていた気がする。
ここで言う「問い」は、
人は、どんなときに
その場所(ローカルや地域)
や、モノ(サービス)に関わりたくなるのか

つまり「きっかけ」に興味がある。

外に触れたからこそ、
今いる福岡のことや、
自分が目指したい場所のあり方も、
少しずつ見えてきた。
そんなふうに、
考え(問い)と実感が
ゆっくり重なっていく1か月だった。

・韓国の釜山で実感したこと

2月は、韓国語の
ハングルを少し学んだ。
そして実際に、
韓国の釜山にも行った。
その前にパスポートを取得したことも、
自分にとっては小さくない出来事。

今回の釜山旅行では、
釜山出身の友人に
案内してもらった。
観光地を回るというより、
その土地で生まれ育った人
だからこそ
知っている場所や、
地元の人が普段食べるもの、
どういうふうに食べるのかという
文化まで教えてもらえたのが大きい。

同じ料理でも、
ただ「名物を食べた」
で終わるのではなく、
「この地域ではこうやって食べる」
という背景を知って食べると、
感じ方が
まったく違うんだなと思う。

旅行先の文化を知るなら、
その土地の出身の人から
学ぶのがいちばん面白い。
釜山では、それをかなり実感した。

簡単に言えば、釜山が好きになりました。
もっとローカルな場所を知りたいし、
もっと文化を知りたい。
たぶん今年、もう一回行くと思う。
うん、行くはず。
次は一人で行くかもしれません。

福岡から釜山までは飛行機で1時間ほど。
この距離感は、
福岡に拠点(住む場所)
があるからこそ、
実感できる面白さだよね。
東京にいるときとはまた違い、
アジアがぐっと近い。
韓国と距離が近い、
福岡に住んでいる魅力を、
改めて感じた。

ゲストハウスで学んだこと

福岡のゲストハウスに
泊まったとき、
外国の方の話を聞く機会があった。

その中で強く思ったのは、
「その国に興味がある」
という言い方だけでは
少し足りないのかもしれない、
ということでした。
大事なのは、
その人の出身の場所だったり、
その人が好きな都市だったり、
「その人にとっての土地」
に興味を持つことなのだと思う。

国名だけを知るのではなく、
その人の出身地にある文化や、
街の空気に関心を持つこと。
それは、相手を一人の人として
知ろうとすることにもつながっていく。

これは釜山でも同じでした。
釜山出身の友人に案内してもらったことで、
ガイドブックだけでは見えない食べ方や
感覚に触れることができた。

知らない文化に触れることは、
ただ知識を増やすことではなくて、
相手の見ている、
世界を少し想像してみること
なのかもしれません。

・LLMを学んで思ったこと

2月は、LLMの数学的な
理論も少し学んでいた。

LLMというのは、
大規模言語モデルのことで、
簡単に言うと、
大量の文章を学習して、
人の言葉のつながりをもとに
次に来そうな言葉を
予測しながら文章を作るAIの仕組み。
ChatGPTのような対話型AIの
土台になっている技術でもある。

普段使う分には便利だし、
すごい技術だなと思う。
でも、仕組みをちゃんと
理解しようとすると、一気に難しくなる。
数学や統計、線形代数の話が出てきて、
学べば学ぶほど
「これは深いな」と強く感じた。

同時に思ったのは、
やっぱり数学の基礎力や
大学数学は大事だということ。
最新の技術を追うことは
面白いけれど、
深く理解しようとすると
結局は基礎に戻ってくる。
これはAIに限らず、
技術全般に通ずる話かもしれない。

便利さや速さが注目される時代だからこそ、
基礎学力のような
土台を持っていることの
価値はむしろ上がっているのかもしれません。
基礎学力の向上自体を
普段の生活から楽しみながら取り組みたいと
最近は強く思う。

・「作る」&「関わりたくなる設計」

2月は、同僚たちが出るマラソン大会の
カウントダウンサイトも作りました。
いわゆるバイブコーディング的に、
勢いよく形にしたもの。
バイブコーディングというのは、
細かく設計を固めてから作るというより、
まず手を動かしながら、
その場の流れや感覚も大事にして
形にしていく作り方のこと。
ラフに試しながら、
テンポよく作っていけるのが
面白さだと思う。

ただ、自分の中では
「作って終わり」
には、したくなく、
ただの仕組みや、
ただのメディアでは終わりたくない。
普段からアクセスしてもらうには
どうしたらいいか、
大会を待つ時間そのものがちょっと
楽しみになるにはどうしたらいいか、
そんなことを考えていた。

誰かが一回見て終わるものより、
少し気にしてもらえるもの。
たまに開きたくなるもの。
そういう設計に、
自分はやっぱり惹かれているのだと思う。

技術そのものが好きというより、
技術を通して「関わりたくなるもの」
をつくることに興味がある。
この興味の感覚は、
自分の中でだんだんはっきりしてくる。

・島根県海士町で見えたこと

2月は、仕事で
島根県隠岐郡
海士町(あまちょう)
にも行きました。
島根県の自治体の中で唯一、
人口が維持されている
場所だと海士町の人から聞いた。

そこで印象に残ったのが、
関係人口」という考え方でした。
住む人と、
観光で来る人だけではなく、
その土地に何らかの形で
関わり続ける人たちがいる。
移住するかしないか、
住むか住まないかの
二択ではなく、
もっと間にある関わり方がある。

この考え方には、
自分の夢に
つながるヒントがある気がしてくる。

自分のいまの夢は、
いつかカフェみたいなものを
つくりたいと思っている。
それは単に飲み物を出す店をやりたい、
という話ではなく
人が自然と集まって、
ふらっと来て、
少し話して、
また来たくなるような場所をつくりたい、
ということ。

その場所に毎日いる人だけではなく、
たまに来る人、
気にしてくれる人、
応援してくれる人、
何かを持ち寄ってくれる人。
関わり方に幅がある場に惹かれている。

海士町で感じたのは、
街も場所も、
ただ所属するものではなくて、
関わり続けたくなるものなんだ、
ということでした。
自分がこれから
つくりたいもののヒントでもある。

・エンジニアカフェで広がった興味

エンジニアカフェで、
たまたま大阪出身の方と
知り合ったことも印象に残っている。
プログラミング言語
そのものの歴史を
体系的に学ぶ話になったり、
ミッドナイトピッザクラブ
というものの
魅力に興味を持ったり、
話がどんどん
広がっていった。
この広がりの雑談は
人でしか生み出せない。

さらに、
ネパールのランタン谷
につながったり、
HIPHOPは110BPMなのか、
みたいな話にも広がっていく。
普通に考えると
脈絡がないように見えるのに、
自分の中ではちゃんと
一本の線でつながっている
感じがあった。

こういう、気になったことを
少しずつ掘っていく
時間が好き。
何かの役に立つから
掘るというより、
その世界を
もっと知りたいから掘る。
そのような
知的な寄り道の積み重ねが、
自分の感覚(センス)
を少しずつ
育ててくれている気がする。

・アナログなものの強さ

2月は、シールや磁石のような
アナログなものの強さに
ついても考えていた。
実際にモノもつくった。

シール交換が
流行っている理由は
ひとつではないと思う。
少なくとも、手で触れられること、
渡せること、
貼れること、
簡単に並び替えられることには、
デジタルにはない魅力がある。

特にシールや磁石は、
何かのアイデアと
組み合わさったときの可能性が大きい。
固定された情報ではなく、
動かせる。入れ替えられる。並べ直せる。
その自由さが、
場づくりやコミュニケーションとも
相性がいいのだと思う。

便利さだけではなく、
触れられることの良さは、
これからもなくならない気がする。

・好きと主体性について考えたこと

2月は、自分主体でLTイベントも企画した。
テーマは、
「一生続くかもしれない『好き』はなんですか?」
です。

一生続く好き、
というのは簡単に
答えられる問いではありません。
でも、だからこそ面白い問いでもある。
AIの時代だからこそ、
人が何を好きなのか、
何に惹かれるのかには、
前よりも意味が出てくる気がしている。

効率化できることが増えるほど、
その人にしかない関心や
偏りの価値が上がっていく。
そんなことを思いました。
そして、「好き」を知ることは、
人を知ることでもあるのだと改めて感じた。

OSTというワークショップ形式も
仕事で実施した。
そこで感じたのは、
主体性は大切だけれど、
主体性の出し方は
人によって違うということ。

いきなり自分で問いを出すのが難しい人もいる。
でも、用意された問いの中から選ぶことも、
十分に主体的な参加だと思う。
主体性を求めるなら、
主体になりやすい入り口を
設計することも大事だよね。

自由にしていい、
だけでは人は動きにくいことがある。
だからこそ、
自由に入りやすい設計が
必要なのだと改めて思った。

Build for Local. という感覚

2月を振り返っていて、
根っこにある、
大切にしている行動の指針は
やっぱり 「Build for Local.
なのかもしれない。

遠くにある大きな何かのためというより、
まずは近くの人や、
今いる場所や、
自分が関わっている
場所に対して何を返せるか。
それを考えながら作ること。
それが自分にとっての Build for Local.

釜山に行っても、福岡の位置が見えてきた。
島根県隠岐郡海士町に行っても、
自分がつくりたい場所の輪郭が見えてきた。
マラソンのサイトを作っても、
ただ便利なものではなく、
関わり続けたくなるものを考えていた。
LTやOSTでも、
その人の「好き」や
「参加」のしやすさを大事にした。

全部、
近くの人や場所との
関係の中で考えていたことでした。

自分がつくりたいカフェみたいなものも、
たぶん同じです。
すごい場所じゃなくていい。
強い場所じゃなくていい。
でも、近くの人を大切にしながら、
作る人も、応援する人も、
ふらっと来る人も集まれる場所。

2月はいくつかの土地(ローカル)に
触れたけど、
結局はその考えに戻ってきた気がする。
外に出ることで、
むしろ自分が何をつくりたいのかが、
少しだけはっきりしてきた。

・おわりに

ということで、
2026年2月の振り返りはこのあたりで。

ラジオみたいに最後に1曲流すなら、
奥田民生の「さすらい」
かもしれません。

外に触れながら、
今いる場所のことも考えた2月だった。
島根県海士町や韓国釜山などの
場所に行って、地域を知り、
その地域の人の
考え方に触れながら、
結局はまた自分の足元に戻ってくる。
そんな2月の終わりに流すなら、
この曲がしっくりきます。

奥田民生「さすらい」。
またね。

Comments are closed.