東京から博多までは、
新幹線でおよそ5時間かかる。
5時間。
長いといえば長いし、
短いといえば短い。
寝ることもできる。
映画を観ることもできる。
本を読むこともできる。
仕事をすることもできる。
今回は、
この5時間を振り返りの
時間にしようと思う。
2026年3月の振り返り。
3月は他にも
いろいろあったけれど、
まず書きたいのはマラソンのこと。
走る側ではなく、
応援する側に立ったこと。
海の中道はるかぜマラソン
(FM福岡主催)
のボランティアに参加した。
マラソンのボランティアには、
どうしても参加したかった。
去年の福岡マラソンで、
自分は膝を壊して、
歩けなくなった。
もう走れないし、
歩くのもしんどい。
そんなときに、
ボランティアの人たちに救われた。
だから今度は、
自分が誰かに返したかった。
そんな気持ちで参加した。
担当は給水。
給水なんて、紙コップに
水を入れて渡すだけだろうと
思っていたけど、
意外と奥が深い。
水を入れる量。
コップの並べ方。
ランナーが取りやすい位置。
手渡すタイミング。
ただ水を置いているだけでは、
うまくいかない。
ベテランの
ボランティアおじさんが、
効率のよいやり方を教えてくれた。
このような現場には、
しっかりと知恵がある。
ボランティアに参加している
人たちを見ていると、
10代と50代、
60代くらいの人が多い気がした。
30代、
40代はあまり見かけなかった。
20代~40代は、
現役ランナーとして
走っている側なのかもしれない。
10代の子たちは、
とにかく元気だった。
応援する力も、
いまを楽しむ力も、
同級生と一緒に笑う力も、
すごい。
あー青春だなと思う。
あーエモいなと思う。
初めて応援する側に立ったけど、
ランナーから「ありがとう」と言われると、
思っていた以上にうれしい。
走っている人に水を渡す。
声援をかける。
それだけのことなのに、
人と人がつながっている感じがする。
一方で、足を痛そうにしている
ランナーを見ると、去年の自分を思い出す。
「がんばれ」と簡単には言えない。
内心では、無理すんな。
もう十分すごいよ。
諦めてもいいのに。
そんなことを思っていた。
それでも、みんな走っている。
そもそも、
なんでみんな走っているんだろう。
たぶん、走りたいから走っている。
それ以外に、
そんなに大きな理由は
ないのかもしれない。
そんな姿を見ていると、
自分もまた走りたくなる。
給水をしながら、
応援をしながら、
そんなことを考えていた。
応援っていいよね。
ボランティアが
終わった帰り道、
ご年配の方と一緒になった。
話をしていると、
同じFM福岡のラジオ番組を
聞いていることがわかった。
同じ番組を聞いている人に
会えるのは、なんだかうれしい。
ラジオの話をしながら
帰っていたけれど、
最後にひとつ、
真面目な質問をしてみた。
「今、ご年配の方に何を学んだら良いですか?」
少し考えて、その方は言った。
「戦争を経験した人から、
直接話を聞くこと。
本でもわかるけれど、
対面で、その人の声で
聞くことが大事だよ、と。
戦争を経験している日本人は、
いずれいなくなる。
わたしたちの世代は、
親から戦争の残酷な話を
ずっと聞いてきた。
でも、これからはそれが聞けなくなる。
だから、まずは聞くことかな」
そんな話をしてくれた。
言われていること自体は、
たぶん当たり前のこと
なのかもしれない。
でも、実際にご年配の方から、
目の前で言われると感じ方が違う。
しかも、同じラジオ番組を
聞いている人から言われたからか、
すごく心に残った。
できるかわからないけれど、
今年のアクションプランとして、
戦争を経験した人の話を
対面で聞いてみたい。
質問してみたい。
そして、その話を自分たちの世代や、
もっと下の世代にも少しだけ伝えていきたい。
語る、というほど
大きなことではなくていい。
まずは、聞くことから。
その2週間後、さが桜マラソンの
ボランティアにも参加した。
事前説明にも参加して、
当日は沿道整理を担当した。
海の中道では給水。
さが桜マラソンでは沿道整理。
同じマラソンのボランティアでも、
役割が違うと
見える景色も少し変わる。
3月は、走る側ではなく、
応援する側にいた。
応援すること。
話を聞くこと。
どちらも、
目の前にいる人の存在を
しっかりと
受け取ることなのかもしれない。
新幹線は、まだ博多に着かない。
東京から博多までの5時間。
このように振り返ってみると、
意外といろんなことを思い出す。
移動時間は、
ただの移動時間ではないのかもしれない。
過ぎた時間を、
もう一度自分の中に戻す時間。
2026年3月。
自分は、誰かを応援する側にいた。
そして、人の話をしっかりと聞きたいと思った。
2026年3月のメモ
マラソン以外にも、
3月はいろいろあった。
・「歩こう。佐賀県。」を知った
・LOVE FM FESにたまたま参加した
そのとき、
tofubeatsを生で初めて聞いた
・福岡と埼玉の二拠点生活を開始した
・ポケパークカントーを体験した
・ポケモンブライダルを体験した
・お世話になっていた
地元のカードショップに挨拶した
福岡と埼玉の
2拠点生活を通じて
イベントに参加し、
人に会った月だった気がする。
全部をきれいに
書こうとすると長くなるので、
今回はマラソンと
応援の話を中心に残しておく。
走る人がいて、
応援する人がいて、
帰り道に話を
聞かせてくれる人がいる。
それだけで、
素敵な3月だったのかもしれない。
では、最後に一曲。
3月に知った、
この曲で締めようと思う。
DOTAMA で
「歩こう。佐賀県。」
またね。
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